希釈計算とは?
希釈計算は、濃い溶液を水で薄めて目的の濃度にするための計算です。消毒液・漂白剤・洗剤・実験試薬など、正確な濃度が求められる場面で使います。
C₁V₁ = C₂V₂ の公式
希釈の基本公式はC₁ × V₁ = C₂ × V₂です。
- C₁: 元の濃度(%)
- V₁: 元の液量(必要な原液の量)
- C₂: 希釈後の濃度(%)
- V₂: 希釈後の液量(最終的に作りたい量)
4つのうち3つがわかれば、残り1つを計算できます。
計算例
10%の消毒液から1%の消毒液を500mL作りたい場合:
10 × V₁ = 1 × 500 → V₁ = 50mL
つまり、原液50mLに水450mLを加えれば完成です。
よく使う希釈の目安
| 用途 | 元の濃度 | 目標濃度 | 希釈倍率 |
|---|---|---|---|
| 次亜塩素酸(ノロウイルス対策) | 5〜6% | 0.1% | 50〜60倍 |
| 次亜塩素酸(一般消毒) | 5〜6% | 0.05% | 100〜120倍 |
| 消毒用エタノール | 99.5% | 70〜80% | 約1.3〜1.4倍 |
| 食器用漂白剤 | 5〜6% | 0.5% | 10〜12倍 |
| 過酸化水素水(オキシドール) | 30% | 3% | 10倍 |
希釈倍率とは?
「10倍に希釈」とは、原液1に対して水9を加え、合計10にすることです。つまり最終液量÷原液量=希釈倍率です。「10倍に薄める」と「水を10倍加える」は意味が異なるので注意しましょう。