離職率とは?
離職率は、一定期間内にどれだけの従業員が退職したかを表す指標です。企業の人材定着度や職場環境の良し悪しを測る重要なKPIとして、人事部門やマネジメント層が活用します。
計算方式の違い
厚生労働省方式
離職率 = 離職者数 ÷ 期初の従業員数 × 100
「雇用動向調査」で使われる公式な方式です。期初(年度初日)の常用労働者数を分母にします。業界データとの比較に適しています。
一般企業方式
離職率 = 離職者数 ÷ 期間平均従業員数 × 100
期初と期末の平均を分母にします。期中に大量採用・大量退職があった場合に実態を反映しやすいです。
業界別の平均離職率(厚生労働省 2024年)
| 業界 | 離職率 |
|---|---|
| 宿泊業・飲食サービス業 | 26.6% |
| 生活関連サービス・娯楽業 | 18.7% |
| 教育・学習支援業 | 15.4% |
| 医療・福祉 | 14.6% |
| 卸売業・小売業 | 14.6% |
| 不動産・物品賃貸業 | 13.8% |
| 全産業平均 | 15.4% |
| 製造業 | 10.7% |
| 情報通信業 | 11.9% |
| 建設業 | 10.9% |
| 金融業・保険業 | 8.3% |
| 電気・ガス・水道業 | 10.8% |
※ 出典:厚生労働省「令和5年 雇用動向調査」
離職率を改善するポイント
- 入社3年目までの定着に注力する(新卒離職の大半はここで起きる)
- 1on1ミーティングで不満の早期発見
- 給与・評価制度の透明性を確保する
- 働き方の柔軟性(リモート、フレックス)を提供する
- キャリアパスを明示して成長機会を見せる