按分計算とは?
按分(あんぶん)とは、一つの費用を事業用とプライベート用に割合で分けることです。自宅で仕事をするフリーランスや個人事業主が、家賃・光熱費・通信費などを経費に計上する際に使います。これを「家事按分」と呼びます。
按分の計算方法
面積按分
家賃や固定資産税など、スペースに比例する費用に使います。
経費 = 月額費用 × (仕事用面積 ÷ 住居全体面積)
例:70㎡の部屋で10㎡を仕事に使用、家賃8万円の場合
8万円 × 10/70 = 約11,429円が月額経費
時間按分
通信費や電気代など、使用時間に比例する費用に使います。
経費 = 月額費用 × (仕事時間 ÷ 総使用時間)
例:1日10時間PCを使い、うち6時間が仕事、通信費5,000円の場合
5,000円 × 6/10 = 3,000円が月額経費
按分できる主な費用
| 費用 | 按分基準 | 目安 |
|---|---|---|
| 家賃 | 面積 | 仕事部屋の割合 |
| 電気代 | 時間 or 面積 | 20〜40% |
| 通信費(ネット・スマホ) | 時間 | 30〜60% |
| 水道・ガス | 面積 or 使用割合 | 10〜30% |
| 自動車関連費 | 走行距離 or 日数 | 使用割合に応じて |
| 火災保険・地震保険 | 面積 | 家賃と同じ割合 |
税務署に認められるポイント
- 合理的な基準で計算されていること(面積・時間・日数など)
- 根拠を説明できること(「なんとなく30%」はNG)
- 按分率が50%を超える場合は特に根拠が必要
- 毎年同じ基準で計算し、一貫性があること